こんばんは。PHTのへおです。
前回はベトナム人の家族愛と仕事との関係性についてお話をしました。
今回は、ベトナム人が見切りをつけるタイミングのお話をしようと思います。
離職率(特に20代)が日本の2倍近いと言われるベトナム。
ベトナム人は今の会社にいることが自分にとってメリットがあるのかどうかを
結構シビアに考えています。
給与などの待遇部分、上司や取引先との相性、会社の方向性、職務内容等々。
もちろん私達日本人も当然そういった部分は大切でよく考えますが、ベトナム人は
その判断が極めて早く「メリットがない」と思えばすぐに次の会社に移ります。
それはそれで仕方がないと割り切れれば良いのですが、日本語が話せるなど貴重な
スキルを持ったベトナム人であれば尚更手痛く、避けたいものです。
また、ベトナム人は職場の雰囲気も重視していて、「退職」というネガティブな
雰囲気が出たら他のスタッフにも波及しやすくなるのも特徴です。
特に友人と一緒に入社した場合は芋づる式で抜ける場合があるので会社にとっては
大きなダメージになります。
他にも同じ役割での入れ替わりが激しい場合、そこに関連する部署や担当者も疲れ
て全体的に負のスパイラルに陥ってしまい、最後には解散なんていうことも。
ベトナム人は日本人以上に職場に対して楽しい雰囲気を重視する 傾向にあるので、
管理職の方は環境作りに注意を払う必要があります。
また、見切りをつける時期としては、旧正月が非常に多いです。
ベトナム人にとって旧正月は、一年の始まりと終わりの区切りの時期です。
この先も活躍してほしいスタッフがいる場合は、旧正月の前後1-2か月は特に扱い
に注意が必要です。
扱いやすいように見えて実は扱いにくいのがベトナム人です。
一筋縄ではいかないからこそベトナムは面白いです。