こんばんは。PHTのへおです。
昨日のベトナムでのビジネス常識話の続きです。
ベトナム人と一緒にお仕事をしている方・これからされる方は今回も必見です。
今日から家族団らんや実家帰省などベトナム人スタッフの夏休みが始まりました。
日本ならこんな忙しい時期に・・・と言いたいところですが、ベトナムでは
それはタブーです。
ベトナム人にとって家族は何よりも優先され、逆に軽視すれば周囲から白い目で
見られるほどです。
ベトナムでは複合家族が主流で、両親に加えて祖父母、叔父叔母と一緒に暮らし
ているパターンが多く、自分の意思決定(進路・就職・結婚など)にも家族の
意見が当然反映されます 。
とにかく様々なシーンで「家族要素」が加わってくるのがベトナムです。
そのため家族優先での行動が多くなり、日本では当たり前の残業もベトナムでは
良くないものとされ、家族の時間を大切にしない不届きものなどと言われる場合が
あります(私も今住んでいる家の大家さんに毎日怒られています)。
そんな家族愛重視のベトナムは、仕事でも普段からスタッフの家族構成や家族の
状況に耳を傾けているようにしていると、仕事がスムーズに進むようになります。
相手の家族話を聞くことで「私はあなたの状況に理解がある」と示すことになり、
信頼関係が深まります。
また、状況が把握出来ていれば、いつ何が起こり仕事にどういう影響が出るかと
いったある程度の予測が立ちリスク回避にもつながります 。
もし長く付き合いたいベトナム人スタッフがいるときは、その人の家族のことも
配慮すると更に良い結果を生みます。
普段から大事ですが、特に旧正月前が最重要です。
この話の続きはまた次回書きます。