こんばんは。PHTのへおです。
仕事の合間に地元をニュースを見ていたら面白い記事を見たのでご紹介します。
<地元ニュースより>
ハノイ市人民委員会はこのほど、同市ホアンキエム区中心部のホアンキエム湖に
生息する大亀(学名:シャンハイハナスッポン)の2018年~2020年までの保護
計画を策定した。2030年までの長期計画では大亀の個体数の増加を目指す。
計画によれば、同市はまずソンタイ町のスアンカイン湖とドンモー湖でシャンハイ
ハナスッポンの個体数と性別の調査および個体の登録を行い、モニタリングシステ
ムを応用した生態系の回復計画を策定し、亀の成長を促す。
具体的には、2021年~2025年に亀の繁殖に適した環境を研究し、2026年~2030
年には繁殖、飼育プロジェクトを展開する。
これらの亀の保護計画にかかる費用は同市の予算やその他の資金が充てられるが、
同市は個人・組織や外国投資家に対し、資金援助や技術的支援を呼び掛けている。
ベトナムで亀と言えば、神聖な生き物として昔から崇められていて、ハノイの
有名な観光地・ホアンキエム湖もまた亀に由来する伝説が残されています。
1428年、レ・タイ・トーは、このホアンキエム湖に住む亀(神の使い)から宝剣を
授かり中国(当時は明王朝)を撃退したとされています。そして、レ王朝を建国し
平和になった頃、再び亀が現れて宝剣を返すようにレ・タイ・トーへ伝えました。
そして、湖の中へ宝剣を沈めて返したことからホアンキエム(日本語訳:還剣)と
呼ばれるようになりました。
これ以外にも紀元前の遺跡とされているコーロア遺跡でも亀がベトナムを守って
いたなどの逸話が残されているほど、ベトナム人にとっては重要な生き物というこ
とが分かります。
これからも大切に保護してほしいですね。